翻って、現在の人為による温暖化のすさまじさ


NHKオンデマンド

 三畳紀の、いわゆるCPE、カーニアン多雨事象の研究。おそらく、超大陸パンゲアの反対側の海底で巨大噴火があり、噴出したCO2による温室効果で、海水温が8℃上昇。海洋生物の大量絶滅の反面、大量の水蒸気による多雨で、200万年ほどの間だけ、パンゲアを潤した。障壁となっていた砂漠が湿潤な森林に変わったことで移動が可能になり、初期の恐竜が大陸全体に広がったと考えられる。
 ところで、日本列島の10倍の面積に厚さ2kmの溶岩を堆積させたこの巨大噴火によるCO2の量は、生成された玄武岩の解析から、現在の1年間に排出されているCO2の1/100にしかならないとも試算されるそう。産業革命以来、人類が、いかに地球史上ありえない急激な速さと規模で温暖化を進めているのか。
 地球が過去に経験したことない気候変動をきたすのは、論を俟たない。いやいや、毎年のように、俄に急増した豪雨で日本の各地で鉄道や道路の流される被害が続いている。それはほんの序の口なのであろう。
 これまでの、地球史、地質史の時間からは考えられない速さで、生物の大量絶滅は進み、あるいは、高温多湿の激変した環境に適応して、想像もしない新たな生物が突然、進化してくるのかもしれない。かつて恐竜の隆盛の契機となったように、人類に取って代わるような。